現代日本の青年期の問題として「引きこもり」が挙げられる。
青年期の生きることの行き詰まりとして理解できるものである。
一方引きこもりは優れて家族の問題でもある。
中年期の両親の生きることの挫折としてもとらえられる。
そのような家族の連鎖から引きこもりを理解し、その解決の糸口を探す。
親に対する治療法、親ガイダンス、電話、メ-ルによるカンセリング、日記療法、親子療法などから
家族の悪循環を打破し、引きこもりからの脱出をはかる。
きわめて具体的な提案を含む。
B6判 230頁
本体1,300円+税
発行所株式会社講談社
平成13年10月10日第1刷発行